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2024年4月7日

なんとか賃上げを勝ち取ったけれど

 

昨年から勤務先の労働組合で委員長を務めています(その経緯は以前にブログで書きました:「只今、賃上げ闘争中」)。ようやく春闘も終わり、なんとか今年も賃上げを勝ち取ることができました。ただ、現実は厳しく、内容は全く不十分な結果となりました。
2024年3月24日

個人金融資産が過去最高を更新する裏側で進む深刻な二極化

 

日銀の資金循環統計によると、2023年12月末段階での日本の個人金融資産残高は2141兆円(前年比5.1%増)となり、過去最高を更新しました。近年の株価上昇が個人の金融資産を大きく押し上げています。その一方で、深刻な二極化が進んでいることもうかがえます。なんとも恐ろしい時代になったと思います。
2024年3月10日

株価上昇は日本人全員に恩恵がある

 

日経平均株価が過去最高値を更新し、3月4日にはついに4万円台に乗せました。その後は利益確定売りなどもあって4万円台を割り込んでいますが、いまの市場の状況を考えると、今後も4万円台で推移してもおかしくない状況です。このまま無事に“失われた30年”が終わることを期待したところです。ところでなぜか日本では株価が上昇すると、やたらとそれをクサす言説がメディアに登場します。「儲かっているのは株式に投資をしている人だけ」「普通の庶民には、なんの恩恵もない」といったものです。しかし、こうした見方は非常に浅い見方です。ちょっと経済の仕組みについて想像力を働かせば、株価上昇は日本人全員に恩恵があるということが分かるはずです。
2024年2月24日

日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を更新―“失われた30年”は絶好の“買い場”だった?

 

日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を更新しました。日経平均株価が指標として適正なのかどうかは様々な意見がありますが、ともかくひとつの節目を迎えたことだけは確かです。それにしても34年ぶりというのは本当に長い。その間、「日本株は上がらない」と散々に言われ、“日本株オワコン論”が常識化していたわけですが、こうして過去最高値を更新した段階で振り返ると、“失われた30年”というのは、じつは絶好の“買い場”だったのかもしれないという皮肉な風景が見えてきます。
2024年2月5日

GPIFの2023年10~12月の運用成績は+2.62%―すべての資産カテゴリーがプラスリターン

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度第3四半期(2023年10~12月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2023年10~12月の期間収益率は+2.62%、帳簿上の運用損益はプラス5兆7287億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.99%となり、運用資産額は224兆7025億円となっています。


第2四半期は、わずかにマイナスリターンでしたが、第3四半期は一転して堅調な運用となりました。
2024年1月31日

NISAは先進国株式(日本除く)に特化―今月の積立投資(2024年1月NISA口座)

 

いよいよ今月から新NISAによる積立投資がスタートしました。SBI証券で新NISA口座を開設しているので三井住友カードも作り、クレジットカード決済によるVポイント投資も始めます。購入する商品も絞り込み、ポートフォリオを大幅に見直しています。インデックスファンドの積立投資も新しいステージに入ります。
2023年12月26日

2023年の投資納め―今月の積立投資(2023年12月特定口座)

 

いよいよ年の瀬も迫ってきました。今年は27日が仕事納めなのですが、一足先に投資納めです。今月もいつも通り積立を実践しましたが、おそらく特定口座での積立は今回が最後になります。2024年からは新NISAを使い、新たな積立を開始する予定です。
2023年12月20日

2024年は米国株の優位にかげり―「iTrust世界株式」の2023年11月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ・ジャパンの低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年11月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の11月の騰落率は+7.64%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+7.66%でした。ほぼ参考指数に追随した結果となっています。さて2023年もまもなく終わりです。来る2024年の市場がどうなるか気になるところ。この点に関してピクテは「米国の優位性にかげり」と予想しています。
2023年12月7日

生命保険との付き合い方

 

この時期のサラリーマンが必ず行うのが年末調整。保険料控除の手続きが中心となるため、改めて自分が加入している保険の全体像を把握する機会にもなります。独身時代は生命保険などには加入していなかったのですが、さすがに結婚して子供ができてからは(妻からの要望もあって)生命保険に加入しています。ただ、過剰に生命保険に入るのはあまり賢い選択ではないと考えているので、本当に必要な保障を精査して加入するのが私の生命保険との付き合い方です。
2023年11月30日

新NISAに向けて研究中―今月の積立投資(2023年11月特定口座)

 

早いもの11月も終わり、いよいよ年末に突入していきます。今月もいつも通り積立投資を実践していますが、通常の特定口座で購入するのは今年いっぱいまでとなる予定。来年2024年からは、新NISA口座で積立投資する計画です。このため現在、いろいろと研究中です。
2023年11月15日

GPIFの2023年7~9月の運用成績は-0.31%―債券だって安全資産ではない


遅ればせながらですが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度第2四半期(7~9月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2023年7~9月の期間収益率は+-0.31%、帳簿上の運用損益はマイナス6832億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.91%となり、運用資産額は219兆3177億円となっています。


第1四半期(4~6月)の好調から一転してマイナスリターンとなりましたが、下落幅は僅かであり、ほぼ横ばいで推移したと言っていいでしょう。
2023年10月29日

個人投資家はフルインベストメントにこだわる必要はない―今月の積立投資(2023年10月特定口座)

 

9月に続いて10月も仕事が繁忙期だったので大変だったのですが、ようやく一息つきました。ブログの方も、なんとか定例記事だけでも書くことができています。今月も淡々と積立を実行しました。とにかく積立投資というのは続けることが大事。なので、やはり無理のない金額で継続することがポイントです。おもそも個人投資家はフルインベストメント(全力投資)などにこだわる必要はまったくありません。
2023年9月2日
2023年8月28日

子育て家庭には積立投資しかない―今月の積立投資(2023年8月特定口座)

 

最近は娘に世話が忙しすぎて、ブログの更新頻度もすっかり下がっているのですが、月々の積立投資は自動化されているので、今月もいつも通りに買付けすることができました。やはり小さな子供を抱える子育て家庭が実践できる投資は、自動化された積立投資しかないということを改めて感じます。
2023年8月7日

GPIFの2023年4~6月の運用成績は+9.49%―“稲妻が輝く瞬間”をとらえる

















 
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度第1四半期(4~6月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2023年4~6月の期間収益率は+9.49%、帳簿上の運用損益はプラス18兆9834億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.97%となり、運用資産額は219兆1736億円となっています。


国内外の株式上昇に加えて、円安による評価額上振れもあって素晴らしい成績となっています。まさに“稲妻が輝く瞬間”でした。
2023年7月29日

最高のリターンを狙わない―今月の積立投資(2023年7月特定口座)

 

1歳8カ月の娘の世話が忙しく、最近はブログの更新もすっかり開店休業状態です。そんな中でも毎月の積立投資は自動化されているので、7月もいつも通りに約定しました。あいかわらず市場環境が堅調なため、保有ファンドの評価額合計は過去最高となっています。こうした結果の背景には“最高のリターンを狙わない”という考え方があります。
2023年7月16日

GPIFの2022年度運用実績は+1.5%―“安全な債券”神話の崩壊

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度(22年4月~23年3月)の運用実績が発表されましたので定例ウオッチです。期間収益率は+1.5%、評価上の収益額は2兆9536億円となりました。これにより運用資産総額は200兆1328億円となり、初めて200兆円の大台を超えました。詳細は業務概況書で確認できます。


第3四半期(22年10月~12月)までマイナス収益が続いていましたが、第4四半期(23年1月~3月)に一気に挽回し、年度ベースでプラス収益を確保した構図です。23年度を振り返ると、やはり株式投資の重要性が再確認されたと同時に“安全な債券”神話が崩壊した年だったといえそうです。
2023年6月29日

格差がどんどん拡大している―今月の積立投資(2023年6月特定口座)

 

早いもので2023年も半分が終わろうとしています。最近は、いろいろな物が値上げされ、インフレを実感することも増えてきました。その一方で株価は好調。おかげで保有する金融資産の評価額は過去最高の状態にあります。今月も淡々と積立投資を実践していますが、いよいよ投資している人と、していない人の経済的格差がどんどんと拡大している可能性があります。
2023年5月29日

保有資産が過去最高額を連日更新―今月の積立投資(2023年5月特定口座)

 

5月はゴールデンウィークもあってゆっくりできるかと思っていたのですが、娘が突発性発疹やRSウイルス感染でしょっちゅう発熱してしまい、バタバタの1カ月でした。幸い娘の体調も回復し、いまは元気にしています。この週末は、初めて動物園に連れて行きました(1歳6カ月になので、まだ、ちょっと早かったかも。動物よりも園内を走り回る方に興味が向かっていました)。そんなわけで投資の方は完全にほったらかしだったのですが、おもしろいもので保有資産額は連日、過去最高額を更新しています。これこそ積立投資の威力です。
2023年5月12日

新NISAに向けた運用会社の競争は既に始まっている

 

既に何人ものブロガーさんが紹介していますが、SBIグローバルアセットマネジメントが低コストインデックス型ファンド11本を一気に新規設定してきました。


こうした動きは、やはり2024年から始まる新NISAに向けたものでしょう。運用会社の競争が既に始まっていることを強く感じました。

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